差し押さえとは?※初心者さん向け簡単解説
消費者金融からお金を借りたけど、返せる余裕がないので返済しないという場合、警察に捕まってしまうということはありません。というのは、このようなトラブルは民事ということになるからです。もし、警察が介入してくるとしたら、債務者側が他人の運転免許証などを利用して不正に契約してお金を借りて、そのお金を返済しないといったケースです。
お金を返済する気があり、実際に何回か返済したけど、返済出来る余裕がなくなってしまったというケースでは罪に問われることはありません。
しかし、だからと言って、債務者は一切返済せず、債権者は何も出来ないということだと債権者は困ってしまいます。なので、民事裁判を経て、差し押さえをすることが出来ます。
差し押さえとは、債務者の財産を債務者自身が自由に出来ないようにするということです。もし、債務者が100万円を債権者に返していなかったとして、債権者が債務者の銀行口座を差し押さえてそこに1000万円の預金があれば、そこから100万円を返してもらうことが出来ます。差し押さえという制度がない場合、債務者は返済出来る財産があるのに、お金を返すのが嫌で全部自由に使ってしまうということになってしまいます。
差し押さえとは、いろいろなものに対して行うことが出来ます。たとえば、給料の差し押さえということも可能です。給料の差し押さえは確実にお金が回収出来るので、債権者が債務者の職場を知っている場合はよく使われます。差し押さえとは民事上での債権者の武器と言えるでしょう。