車と家が差し押さえになるケースとは?
差し押さえと聞くと、ドラマのワンシーンを思い出す方も多いのではないでしょうか。家に帰ったら、ドアのところに黄色テープが貼ってあって、よく見ると差押の文字が書いてある。タンスもその黄色テープでぐるぐるにされ、ダメそうな父親がその横で下を向いている。そんなシーンがよくありますよね。
しかしながら、実際には、このような光景はあまりないです。では、差押とは、なんでしょうか。これから簡単に説明していきます。
まず差押には、二つのパターンがあります。まず一つ目のパターンは、税金や国民年金を滞納して、税務署や市役所、区役所から差押を受けるパターン。二つ目は裁判所の判決が下され、それに基づいて差し押さえがされるパターンです。また実際に差押られるものは、一定の価値があるものに限られます。例えばブランド品や車、家などです。もちろん銀行口座が差押される事もあります。ちなみに、銀行口座に差押が入ると、口座は強制的にストップします。またストップで済むどころか強制的に納税や損害賠償金に充当されることもあります。
また多くの場合、借入金の契約書には、差押が預金口座や所有不動産に入った場合、借入金を一括で全額返してもらうという文言が入っています。つまり差し押さえが入った瞬間、延滞していた税金や損害賠償の他に借入金についても一括で返済しなければいけない事態に陥ってしまいます。もともとお金がないから、延滞しているのに借入金まで、返済しなければ、いけなくなるのです。返済が出来なければ、家や車を取られてしまう事態になるのです。車はまだしも家を取られたら暮らして行けないですね。